街中を運転しているとき、
あれ?この標識なんだっけ…
なんて思ったことはありませんか?
標識は非常に重要な役割を果たしていますが、意外と忘れている場合も多いです。
自動車学校ではひと通り習いますが、全て覚えるのは至難の業ですよね。
そこで、今回は街中で必ず見る重要なものについてご説明します。
運転していれば100%見かけると思いますので、初心者の方は違反しないようにするためにも、ぜひ最後までご覧ください!
超重要な標識
まず初めに、数ある中でも必ず覚えていただきたいものについて解説します。
これは、一歩間違えれば大事故につながる可能性が非常に高いものですので、注意しましょう。
一時停止

これを見落とすことはあってはなりません。
設置されている場所をよく見てみると、ほとんどが見通しの悪い交差点などにあります。
つまり、歩行者などが飛び出してきても避けることが難しいということです。
また、脇道から交通量が多い所に出る際にも見かけることがあります。
必ず止まり、衝突事故を防いでください。
進入禁止

一方通行の道に設置されていることが多いです。
たまに見落として逆走している車を見かけますが、非常に危険です。
細い道などを逆走すると事故につながりますので、見落としのないよう注意してください。
これについては、標識を見なくても判断できる方法があり、別記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
横断歩道

歩行者の多い通学路などで見ることがあります。
この場所では、信号がない場合「歩行者優先」であることをしっかり認識してください。
信号のない場所で渡ろうとする人がいる場合、止まらないと違反です。
事故を起こすと、歩行者の信号無視などのケースを除き、100:0で車側の過失になりますので気をつけてください。
実は、運転中に判断もできます。
道路にひし形の印を見たことはありませんか?
これは、この先に横断歩道があることを示しています。
ひし形マークを見つけた場合は、適度に減速し、注意深く走行するようにしてください。

追い越し禁止

このマークがあるところで、反対車線にはみ出して車を追い越してはいけません。
一直線の見通しの良い道路でも交通量が多いところ、クネクネ曲がった道(峠道など)で見かけることが多い印象です。
無視してしまうと、対向車との正面衝突の危険性もあります。
頭に入れておくべき標識
ここからは、覚えておくと非常に役立つ標識のご紹介です。
頭に入れておけば、より安全に運転することが可能です。
制限速度

これを知らない方はいないとは思いますが、速度を制限する標識です。
場所によって数字は違いますが、よく見るのは「30」、「40」あたりでしょうか。
ものすごく細い道では「20」の場合もあります。
これ以上の速度を出すと重大な事故につながることもありえますので、よく周りを見渡して数字を確認しましょう。
駐車禁止

これも交通量が多い場所でよく見ます。
一般的には5分以上車を停めるものと認識されているようです。
実際にはもっと細かく規定されていますが、5分以上車を停めなければ、まず大丈夫でしょう。
私の知り合いでも、気づかず車を数十分停め、違反切符を切られた者がいますので注意してください。
指定方向外進行禁止

その名の通り、書かれている方向以外に行ってはいけないことを示すものです。
この写真では、直進・左折以外はしていけない、つまり右折できないということです。
ただし、写真では「日曜・祝日を除く」と書いてありますよね。
日曜・祝日は右折可能ということです。
何だかややこしいですね(汗)
下にただし書きがない場合は、常に書かれている方向以外には進行できませんでの覚えておきましょう。
車線変更禁止

これは標識ではありませんが、覚えておいて損はありません。
走行中に黄色い線が現れた場合は、そのレーン内での車線変更は禁止です。
無視してサイレンを鳴らされている場面をよく目にします。
間違って違うレーンに入ってしまった場合は、諦めてその方向に進むしかありません。
ぐるっと回って一周するか、普通の白線になったところで変更してください。
まとめ
ここまでご紹介してきたものは、「基本であり重要」なものになっています。
他にも種類は山ほどありますし、地域によっても見かけるものは違ってきます。
ただ、今回ご説明したものは、おそらくどの地域でも設置されている場所があり、見落とすわけにはいきません。
直感で分かる標識も?
標識はメジャーなものから、ほとんど見かけないマイナーなものまで存在し、全て頭に入れるというのは現実的ではありません。
ですが、意外とマークで意味を推測できるものがたくさんあります。
車線減少を例に挙げますが、下の写真から何となく分かると思いませんか?
レーンが狭まっている絵を見れば、意味が分かりますよね!
加えて、どちら側に減少するのかも判断できます。
写真の場合は200m先で一番左のレーンがなくなり、3→2車線になりますね!
このように、詳しい表記がなくても、推測可能なものが多く存在しますので、身の回りを一度確認するのも良いかもしれません。

慣れ親しんだ街を観察
これらを理解するためにも、住んでいる街で注意深く見渡してみるのも有効な手段です。
免許を持っていない時はただ漠然と通っていた場所でも、車に乗ると標識による制約を受けた道であることが分かったりします。
徒歩・自転車で移動していた時とは、見える景色がガラッと変わります。
ですので、免許を取得して間もないという方は、ぜひ街で見かけた標識を調べてみてください。
このご時世、スマホ1つで何でも調べられます。
交通の流れで何となく分かることが多いかもしれませんが、意味を知っておくと、見知らぬ街に出かけた際も迷うことが少なくなります。
最後に
本当にたくさん種類がありますが、大抵設置されているものは決まっています。
中には珍しいものもあったりしますが、メジャーなものを覚えておけば、まず問題ありません。
まずは、住んでいる地域に設置されているものをひと通り確認しましょう。
それがあらかた理解できれば、他の場所でも大丈夫です。
多少交通量に差があり戸惑うかもしれませんが、基本的には同じなので心配ご無用!
今回ご紹介したものは、絶対にどこかで見たことがあると思います。
これらを基本として、ちょこちょこ見かけるものを覚えていきましょう。
全く理解せずにいると、思わぬ事故を引き起こすことになってしまいます。
安全のためには、標識の理解は必要不可欠。
事故や違反を減らすためにも、ひとりひとりの小さな努力が重要なのです。