皆さんはこんなことを思った経験はありませんか?
「この車の給油口ってどっち側だっけ?」
私も一度だけ経験がありますが、レンタカーに乗ってガソリンを入れようとしたのですが、間違って逆側に車を停めたことがあります。
普段乗っている車であれば間違いは少ないのですが、たまに違う車に乗ると、
「給油口が左だと思ったら右にあった」
なんてことも起きます。
ガソリンスタンドで間違うと地味に恥ずかしいです(笑)
実は、給油口の向きは車に乗りながら一発で判断できる方法があります。
今回は、そんな小技をご紹介し、メーカーごとの特徴についてご説明いたしますので、ぜひ最後までご覧ください!
超便利な判断方法
私は、知り合いから見分け方を教えてもらった時は感動しました!!
仕事柄、自分の車に乗ったり、会社の車に乗ったりしますし、ガソリンを入れる際にその都度向きを確認するのはちょっと面倒だったりします。
見分け方を知ってからは、ちょっとした手間がなくなった上、いろんな車に乗ってもすぐに分かるようになりました。
答えは?

この写真は私のマークXのメーターですが、ここからでも一発で判断できます。
どこか分かった方は、さすがです!
答えはガソリンメーター!
車のメーターを見ると、車のどちら側に給油口があるか判断することができます。
メーターを確認してみよう

最近の車は必ずと言って良いほど、ガソリンメーターに上記のような目印がついています。
写真では、ガソリンマークの横に左向きの矢印(「◀︎」のマーク)があるのがお分かりでしょうか?
そう、私の車は左側に給油口があるのです!
一度ご自分の車のメーターを確認してましょう。
必ず左の「◀︎」マークか、右の「▶︎」マークがついているはずです。
その矢印の方向に必ず給油口が配置されています。
一見地味ですが、これを知っていると役立つ場面が多々ありますので、これは覚えておいて損はない知識です!
給油口の配置
車種やメーカーによって給油口の向きは変わってくるとは思いますが、実際にはどうなっているのでしょうか?
私の感覚では、左側(助手席側)に多いような気がします。
ディーラーの方に一度聞いたことがありますので、その際のお話も含めて考えていきます。
基本的にはマフラーの反対側?

基本的には、マフラーの反対側に給油口がある、というのが一般的らしいです。
これは、運転中はマフラーが非常に熱くなる為、給油中にガソリンが垂れて付着すると危険だからです。
たしかにガソリンが付着すると引火する可能性もありますし、大変危険ですよね。
こういった理由から、マフラーの反対側に設置されることが多いとの事。
実際には、給油口は排気口(マフラー)から300mm以上離して設置することが義務付けられていたりと、さまざまな理由がありますが、一般的にはマフラーの逆側にあると思えば大丈夫だそうです。
デュアルマフラーの場合

左右にマフラーがあるタイプの車はどうなっているのでしょうか?
話によると、デュアルマフラーの場合は排気管を左に寄せている場合は右、右に寄せている場合は左に給油口が設置されることが多いそうです。
ここに関しては、それぞれのメーカーごとに設計が違いますから、メーカーや車種によって変わってきます。
真ん中にマフラーが配置されている車もありますから、そんな時はガソリンメーターから給油口の向きを判断してみましょう!
メーカーごとに違いがある?
メーカー別にみてみると、意外と給油口の位置は定まっていたりします。
大まかな特徴というものは見てとれるので、一応ご説明しておきます。
左側の給油口が多いメーカー
給油口がほとんど左側(助手席側)に配置されているのは、トヨタ、レクサス、ホンダ、マツダ、ダイハツ、スズキです。
マツダは右側に給油口が配置されている車もちらほらありますが、それでも圧倒的に左側が多いです。
その他のメーカーの車に関しても、一部例外はあるものの、ほとんどが左側に配置されています。
右側の給油口が多いメーカー
日産とスバルは右側に配置されている車が多いです。
こちらの2つのメーカーも、たまに左側の給油口がありますが、右側が多くなっています。
実は、給油口の位置において圧倒的に右側が多いのは外国車です。
特に欧州車であるメルセデスやアウディ、BMWなどはほとんどが右側に配置されています。
国産車と外国車の違い
一概に決めつけることはできませんが、傾向として言えるのは、国産車であれば給油口は左側が多く、外国車であれば右側が多いということです。
三菱の場合は左右が混合していたりと、例外的な部分もありますが、国産車に乗る場合は左側が多いと認識していれば良さそうです。
ただし、上述したように日産とスバルは右側が多かったりしますので、そんな場合はガソリンメーターから判断すれば問題ありません。
なぜ左側の給油口が多いのか
なぜ国産車は給油口を左側に配置している場合が多いのでしょうか?
安全性、利便性、いろいろと理由はありそうですが、私はディーラーの方からお話を聞いた時、
「なるほど!!!」
と思いました。
その話をここでご紹介したいと思います。
ガソリンスタンドの関係?

最近ではセルフ式のガソリンスタンドもたくさんあり、自分で給油することも多いです。
給油機の横に停車し、車から降りますよね。
右側(運転席側)に給油口がある場合、もちろん右側に給油機がくるように車を寄せますが、この場合どうでしょうか。
運転席のドアを開けにくいですよね!!
大きくドアを開けると、ドアが給油機にぶつかってしまいます。
逆に左側(助手席側)に給油口がある場合はどうでしょう。
給油機も左側になりますから、運転席のドアを大きく開けても、ぶつかる心配はありません!
「利便性も考慮した上で、左に給油口を配置する場合が多いのではないか」
という話を聞いて、はっとさせられました(笑)
確かに運転席側に給油機がないだけで、車の乗り降りは非常にしやすくなります!
左側通行の関係?

いろいろ情報収集してみると、左側通行というのも関係しているのかもしれません。
皆さんご存知の通り、日本は左側通行です。
前述した通り、給油口が右側にある場合は、マフラー(排気口)は反対側の左にあることが多いです。
左側にマフラーがある場合、排気口と歩行者の距離が近くなってしまいます。
左側通行では、車の左側に歩行者がいる可能性が高くなる為、できるだけ排気ガスを歩行者側に向けないようにする意図もあるようです。
給油口が左側の場合、マフラーは右側になり、排気口と歩行者との距離は少なからず遠ざけることができます。
このような理由もあり、給油口が左側に多いという説もあります。
しかし、最近は左右両方にマフラーが設置されている車も多いですよね。
ですので、このあたりに関しては諸説あり、真意は定かではありません。
あくまでも一つの考え方として、参考にしていただければと思います。
まとめ
家族の車や社用車を給油しに行く、なんてこともあるかと思いますが、ある程度メーカーの特徴を知っておくことで、給油口の向きは判断しやすくなります。
また、左右混合しているメーカーでも、ガソリンメーターを確認すれば一発で見分けることも可能です。
知っていると役立つ場面も出てきますから、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
レンタカーなどに乗る時は便利!
お出かけ先などでレンタカーに乗る機会もあるかと思います。
あるいは、車の修理で何日か代車に乗ることもあるかもしれません。
そんな時に、ガソリンメーターによる給油口の判断方法が大活躍します。
向きが分からず、一か八か車を給油機の横に寄せると、
「見事に逆だった」
なんてことも(笑)
しかし、この判断方法を知っておくと、そのような間違いは一切なくなります。
冒頭でもお話ししましたが、ガソリンスタンドで給油口の向きを間違うと地味に恥ずかしいのでご注意を(笑)
普段と違う車に乗ることがあれば、一度確認してみてくださいね!
目印がない車も?
給油口の向きをメーターに入れるようになったのは2000年前後らしく、それ以前の車種は目印がないことも多いようです。
クラシックカー(旧車)が好きな方も一定数いらっしゃると思いますが、その場合はガソリンメーターからは給油口の向きは判断できません。
少し手間にはなりますが、目視などで確認するようにしましょう。
最後に
この記事でご紹介した、ガソリンメーターによる給油口の向きの判断方法ですが、これは本当にふとした時に役立つものです。
頭に入れておけば、必ず便利だと感じる瞬間が訪れると思います。
また、向きは少なからずメーカーごとの特徴が見てとれるので、その部分を参考にしても良いでしょう。
ガソリンスタンドで戸惑うことがないよう、ガソリンメーターをチラッと確認し、どんな車でもスムーズに給油ができるよう、この豆知識を覚えておいてくださいね!
他にも、車の豆知識に関する記事がありますので、ぜひご覧ください!