車の天敵である鳥のフン。見栄えも悪くなりますし、放置しているとボディにダメージを与える事もあります。
洗車した後にフンを落とされると怒りがこみ上げてきますよね…
特に真夏は要注意!
鳥のフンを放置していると、取り返しがつかなくなることも。
一番良いのは、固まる前にキレイに拭き取ることですが、それがなかなかできなかったりするんですよね(汗)
今回は、傷を付けずにキレイに取るコツと、そんな時に役立つカー用品をご紹介します!
放置は絶対NG!
付着する汚れの中で、圧倒的に最強(最恐)なのが「鳥のフン」です。
特に夏場ですが、付着後2〜3時間で侵食を始めると言われています。
なるべく放置せず、見つけたらすぐに除去するようにしましょう。
放置するとどうなる?
車の塗装というのは、アルカリ性にはそこそこ強いですが、酸性には極端に弱いという性質があります。
恐ろしいことに鳥のフンは強酸性なのです。
一般的に鳥のフンは、タンパク質やアンモニアなどが主成分と言われています。
白い部分があると思いますが、そこに尿酸が含まれています。
この尿酸が強力な酸性で、塗装面をあっという間に劣化させてしまうのです。
鳥のフンを何日も放置していると、再塗装なんてことも…
それほど車に与えるダメージは深刻です!
即除去が基本!
泥はねや砂ぼこりは洗車の際に除去しても問題はないですが、鳥のフンだけは違います。
付着してから除去するまでの時間が勝負です!
放置しても1日まで。
1週間以上放置などは絶対にNGです!
見つけ次第すぐに除去するようにしてください。
鳥のフンの落とし方
先ほどから書いておりますが、鳥のフンほど車にとって厄介なものはありません。
見つけ次第すぐに除去することが重要であり、塗装が傷まないよう気をつけましょう!
フンが固まっていない場合は水で洗い流す
ボトッ!と音がして1時間も経たないうちは、真夏でなければ固まってはおらず、ふやけた状態になっていることが多いと思います。
この場合は、水で洗い流すことで簡単に除去することができます。
落ちた部分を見て(気持ちいいものではないですが…)、まだ固まっていないなと思ったらバケツやペットボトルに水を入れて洗い流しましょう。
その後にウェットティッシュ等で拭き取ればOK!
固まった時はまず柔らかくする
カピカピに固まっていた場合は、まずはティッシュに大量の水を含ませ、鳥のフンの上に置き、柔らかくしてください。
柔らかくなってきたら、すくうように拭き取ればキレイになります。
あとは同様にウェットティッシュ等で拭けば大丈夫です。
ちなみに私は遠出する際は、空きペットボトルに水を入れて持参することがあります(笑)
これが意外と役に立つのでおすすめですよ!!
ガリガリ擦るのはNG!!

固まってしまった際に、ティッシュ等でガリガリ擦るのは絶対にやらないでください。
細かい傷どころか、ガリガリ擦ると塗装が剥がれたりします。
私も経験があるのですが、乾いた状態で除去すると、結構傷が残ります。
晴れた日にボディを見ると線傷がビーっと入っていたり…
これはなかなかショックを受けますので、皆さんは注意してください。
水がない時の救世主!「フクピカ」

ここまでは水を使った落とし方をご紹介しましたが、
出先等でどうしても水が使えない!!
という場合におすすめのフクピカをご紹介します。
写真は私が実際に使用しているものです(笑)
ちょっとした汚れを落とせる優れもの
お出かけ先などで、少し車が汚れた時に、この商品が大活躍します。
それこそ、お出かけ先で鳥のフンを落とされた!
なんて時には、サッとひと拭きするだけでキレイにすることができます。
カピカピに固まっている場合も、慎重に拭けば落とすことができますが、あまりおすすめはしません。
固まっている場合は、柔らかくしてから除去しましょう。
ですが付着して間もない時はサッとひと拭きでOK!
虫や鳥のフン専用のフクピカも
私が使用しているものはコーティング施工車専用の汚れ落としですが、虫の汚れや鳥のフンを落とすためのフクピカもあります。
カー用品店に行けばたくさん売っておりますので、気に入ったものがあれば一つ買っておいて損はないと思います!
まとめ
しつこいくらい言いますが、鳥のフンは車の天敵です。
放置していると、シミになってしまい落とせなくなったり、塗装が剥げたりします。
しつこく言いたくなるくらい実はヤバいものなんです!!(笑)
鳥のフンの正しい落とし方をしっかり理解し、適切な対処・対策ができるようになりましょう!
コーティングで塗装
ボディにコーティング加工を施すだけでも、フンによる劣化を防ぐことができます。
ただし、コーティングをしたから放置で良いということではありません。
あくまでも、劣化のスピードを遅くするものだと思ってください。
コーティング加工を施すと、比較的簡単に落とすことができるので、時間があるときに施工するのがおすすめです。
電線の下などに停車しない
電線の下に停車するということは、
鳥のフンを落としてください!
と言っているようなものです(笑)
駐車場などに車を停める際は、電線の下はなるべく避けましょう。
サイドミラーを折りたたむ
サイドミラーは光を反射するため、鳥が興味を持ちやすいと言われています。
厄介な習性ですね…(泣)
なるべく鳥が近づかないようにするためにも、停車時などはサイドミラーを折りたたみ、防御しておきましょう。
個人でできる対策には限りがある!
駐車場にカーポートがある場合は別ですが、青空駐車の場合は、常にリスクを抱えています。
ましてや個人でできる対策にも限界がありますから…
そんな時は、電力会社等に問い合わせてみるのも一つの手かと思います。
駐車スペースの上に電線が通っている場合、鳥避けのネットなどを設置してくれるそうです。
一度問い合わせてみるのもアリかと思います。
車に乗っている以上、100%防ぐことはできません。
落とされた時に、どれだけ素早く、適切な処理ができるかが重要になってきます。
ここまで書いてきたことを是非とも実践していただき、皆さんの車が長持ちするようになれば嬉しいです!!